ナカムラ マサキ
Nakamura Masaki
中村 真樹 所属 東邦大学 医学部 医学科 職種 助教 |
|
論文種別 | 症例報告 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読なし |
表題 | リファブチン関連ぶどう膜炎の2例 |
掲載誌名 | 正式名:臨床眼科 ISSNコード:03705579 |
巻・号・頁 | 64(9),1587-1592頁 |
著者・共著者 | 福留みのり, 佐々木香る, 中村真樹†, 刑部安弘, 蕪城俊克, 川崎勉, 川野庸一, 出田隆一 |
発行年月 | 2010/09 |
概要 | 目的:非結核性抗酸菌の治療薬リファブチンの内服中に発症したぶどう膜炎2症例の報告。症例:いずれも女性で,64歳と81歳である。1例は25年前に多発性骨髄腫があり,5年前に非結核性抗酸菌による肺炎が発症し,肺アスペルギルス症が続発し,2ヵ月前からリファブチンなどの投与を受けていた。他の1例は60年前に結核に罹患した。4年前にMycobacteriumによる呼吸器感染があり,3ヵ月前からの再発に対しリファブチンなどで加療中であった。所見:両症例とも,前房蓄膿を伴うぶどう膜炎が右眼にあった。リファブチンの投与を中止し,1例には硝子体手術を行った。それぞれ2日後と10日後に眼内炎は鎮静化した。結論:これら2症例での汎ぶどう膜炎はリファブチン内服が原因であったと推定され,投薬中止で治癒が得られた。 |