イシダ マサヒロ   Ishida Masahiro
  石田 政弘
   所属   東邦大学  医学部 医学科(大橋病院)
   職種   教授
論文種別 症例報告
言語種別 日本語
査読の有無 査読あり
表題 両眼の急激な視力障害で発症した自己免疫性視神経症の1例
掲載誌名 正式名:臨床眼科
ISSNコード:03705579
巻・号・頁 62(4),509-512頁
著者・共著者 小島 照夫,鷲尾 紀章,若栗 隆志,上田 至亮,石田 政弘,西川 真平
発行年月 2008/04
概要 目的:視力障害で発症した自己免疫性視神経症の症例の報告。症例と経過:45歳女性に両眼の視力障害が突発して受診した。Basedow病と特発性血小板減少性紫斑病の既往があり,13日前から咽頭痛と熱発があり服薬中であった。視力は左右眼とも指数弁で,対光反射が減弱していた。2日後に両眼とも視力0となった。両眼に軽い乳頭浮腫があり,磁気共鳴断層検査(MRI)で両眼の視神経炎が推定された。血液検査で抗核抗体,抗サイログロブリン抗体,抗甲状腺ペルオキシダーゼ抗体が高値であり,自己免疫性視神経症と診断した。ステロイドパルス療法を行い,6ヵ月後に矯正視力は右0.1,左0.04に回復した。結論:自己免疫性が疑われる視神経症では,早期であればステロイドの大量全身投与が奏効することがある。(著者抄録)
DOI 10.11477/mf.1410102197