ウシゴメ ミツノリ   Ushigome Mitsunori
  牛込 充則
   所属   東邦大学  医学部 医学科(大森病院)
   職種   講師
論文種別 原著
言語種別 日本語
査読の有無 査読あり
表題 癌の合併が強く疑われた難治性痔瘻の1例
掲載誌名 正式名:日本大腸肛門病会誌
ISSNコード:00471801
掲載区分国内
巻・号・頁 60(4),224-228頁
著者・共著者 栗原聰元†,船橋公彦†,後藤友彦†,小池淳一†,岡本康介,斉藤直康†,越野秀行†,龍 雅峰†,塩川洋之†,牛込充則†,新井賢一郎†,白坂健太郎†,金澤真作†,渡邊正志†,金子弘真†,寺本龍生*†
発行年月 2007/04
概要 症例は52 歳男性.繰り返す深部の直腸肛門周囲膿瘍に対して他院にて合計3 回の切開排膿術と人工肛門造設術を受けた.
今回,ゼリー状の排泄物が認められたため当院紹介,入院となった.諸検査からIII+IV 型の痔瘻と診断,生検ではGroup 3 と癌の確定診断に至らなかったが肛門部の疼痛と2 次口よりゼリー状の分泌物を認め癌化の可能性を強く疑った.治療は,再発を繰り返し複雑化した本症例の治療の難しさ,患者の精神的・身体的苦悩の訴えとQOL 低下を考慮し十分なIC のもとに最終的に腹仙骨式直腸切断術を施行した.組織学的には炎症細胞浸潤と著しい線維化を認めるのみで,悪性所見は認めなかった.痔瘻の治療は肛門機能の温存を図るべきであるが,難治性で複雑化した痔瘻ではその病態から時として困難な場合もあり,治療法の選択にあたっては患者の社会的背景を考慮して慎重に行う必要がある.
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