ザイツ アユコ   Zaitsu Ayuko
  財津 亜友子
   所属   東邦大学  医学部 医学科(大森病院)
   職種   助教
論文種別 原著
言語種別 日本語
査読の有無 査読あり
表題 多発性嚢胞腎、高血圧、腎機能低下を伴う低K血症の1例
掲載誌名 正式名:日本小児体液研究雑誌
掲載区分国内
巻・号・頁 (10),35-38頁
著者・共著者 田中 征治, 江﨑 拓也, 山下 裕史朗
発行年月 2018/05
概要 尿細管障害を来す様々な疾患でU-β2MGを始めとする尿中バイオマーカーの上昇を認める。急性尿細管間質性腎炎(acute tubulointerstitial nephritis:ATIN)は薬剤誘発が多く、通常U-β2MGは数千μg/L程度に上昇し、蛋白尿は1g/日未満の報告が多い。薬剤性ATINを契機に診断し得たDent病の一例を経験した。1歳男児。上気道症状、発熱、皮疹を繰り返し、AKI、蛋白尿、U-β2MG高値を認めた。経時的にCrは軽快したが、蛋白尿、U-β2MG高値が持続した。腎生検、DLSTよりCDTR-PIによるATINと判断し、PSL投与を行ったが改善しなかった。超音波検査で腎石灰化が出現、高Ca尿症を認め、家族歴よりDent病を疑った。遺伝子解析よりDent disease-1の確定診断に至った。早朝尿で蛋白尿が持続する場合、糸球体性、尿細管性の鑑別のために必ずU-β2MGを測定し、高値の場合は、詳細な投薬歴や家族歴の聴取、超音波検査によるCAKUT、石灰化の検索が診断に有用である。