コイタバシ エミコ
Koitabashi Emiko
小板橋 恵美子 所属 東邦大学 健康科学部 看護学科 職種 教授 |
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論文種別 | その他 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読なし |
表題 | 脊髄損傷者の住宅確保の実態からみた居住支援の課題 |
掲載誌名 | 正式名:東亜細亜居住学会学術論文集「安居楽業」 |
掲載区分 | 国外 |
出版社 | 東亜細亜居住学会 |
巻・号・頁 | 8,81-84頁 |
著者・共著者 | 小板橋恵美子、沖田富美子 |
担当区分 | 筆頭著者 |
発行年月 | 2013/10 |
概要 | これまでの、脊髄損傷者の住宅確保に関するアンケート調査およびヒアリング調査の結果から以下の内容を明らかにした。(1)脊髄損傷者の入居に際しては、家主や販売主等から障害があることに対する懸念が示されたり、生活に不可欠なバリアフリー化が制限されるなどの困難がある。(2)脊髄損傷者の多くは公的に提供されている住宅支援サービスを利用していない。(3)住宅のバリアフリー化は脊髄損傷者の自助努力によるものがほとんどであり、しかも低所得の家庭では家計を圧迫する要因となっている。(4)さらに、わが国においてはバリアフリー化された住宅が少ないために、脊髄損傷者の住宅の選択肢が限られているのみならず、入居を断られる理由にもされ、住宅の確保をいっそう難しくしている。(5)このような実状から、経済的に苦しくても持ち家を選ぶ傾向にある。(6)住宅を社会的な財としてとらえ、公的に支援をしていくことは、障害のある人のみならず、障害のない人々の生活の質の向上につながることを示した。 |