イシダ マサヒロ
Ishida Masahiro
石田 政弘 所属 東邦大学 医学部 医学科(大橋病院) 職種 教授 |
|
論文種別 | 原著 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 裂孔原性網膜剥離の手術成績 |
掲載誌名 | 正式名:眼科臨床紀要 ISSNコード:18825176 |
巻・号・頁 | 3(9),865-869頁 |
著者・共著者 | 藤井 さゆり,上田 至亮,若栗 隆志,石田 政弘 |
発行年月 | 2010/09 |
概要 | 目的:裂孔原性網膜剥離の治療において強膜バックリング術(B術)を主として行った時期(以下;時期a)と硝子体手術(V術)を積極的に選択した時期(以下;時期b)の治療成績を比較検討した。対象:時期aは134例140眼でB術135眼、V術5眼であった。時期bは179例180眼でB術101眼、V術79眼であった。結果:時期aの初回復位成績は、B術135眼中130眼(96%)で、V術5眼(100%)であった。時期bの初回復位成績は、B術101眼中99眼(98%)で、V術は79眼中75眼(95%)であった。最終的には全例復位を得た。黄斑剥離例でB術では術前平均視力0.09、術後平均視力0.37、V術では術前0.03で術後0.36であった。結論:裂孔原性網膜剥離に対する治療では硝子体手術を積極的に選択しても復位率は変わらなかった。また黄斑剥離例での視力予後も差はなくどちらの術式を選択してもよいと考えられた。(著者抄録) |