イシダ マサヒロ
Ishida Masahiro
石田 政弘 所属 東邦大学 医学部 医学科(大橋病院) 職種 教授 |
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論文種別 | 原著 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 経結膜強膜圧迫に適した開瞼器の試作 |
掲載誌名 | 正式名:眼科手術 ISSNコード:09146806 |
巻・号・頁 | 23(1),140-142頁 |
著者・共著者 | 石田 政弘,竹内 忍 |
発行年月 | 2010/01 |
概要 | 目的:小切開硝子体手術では結膜切開を行わないため周辺部操作の際に経結膜で強膜を圧迫する必要がある。そのため圧迫できる深さに制限があり、赤道部からやや前方の網膜の術操作ができないという問題が生じることがある。今回、より深くまで強膜を圧迫できるように工夫した開瞼器を試作した。方法:試作した開瞼器は瞼結膜を支える部分を眼瞼縁と垂直な2本の直線のみにして瞼結膜の緊張を従来のものより減少させて、より深く強膜を圧迫できるようにした。5眼でルーラーを結膜嚢に挿入し、結膜嚢の深さを角膜輪部までの距離として上下2ヶ所を測定し、従来型と試作型開瞼器を比較した。結果:上方結膜嚢は従来型開瞼器で18〜24mm、試作型では19〜24mmで、0〜2平均0.9mm試作型が深かった。下方結膜嚢は従来型開瞼器で11〜18mm、試作型では12〜18mmで、0〜1平均0.5mm試作型が深かった。また、実際の手術手技でも試作型のほうがより後方まで強膜圧迫をしてレーザー凝固などの操作を行 |