イシダ マサヒロ
Ishida Masahiro
石田 政弘 所属 東邦大学 医学部 医学科(大橋病院) 職種 教授 |
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論文種別 | 原著 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 黄斑円孔網膜剥離に対する術式の検討 |
掲載誌名 | 正式名:日本眼科学会雑誌 ISSNコード:00290203 |
巻・号・頁 | 111(5),377-383頁 |
著者・共著者 | 平野 彩,石田 政弘,千原 秀美,鈴木 岳彦,西山 功一,竹内 忍 |
発行年月 | 2007/05 |
概要 | 目的:黄斑円孔網膜剥離の網膜復位成績,剥離範囲別復位率,視力予後を検討した.対象と方法:対象は黄斑円孔網膜剥離67例68眼であり,術後経過観察期間は平均54ヵ月であった.結果:初回復位は68眼中42眼(62%)で,術式別では硝子体ガス注入術群が23眼中6眼(26%),黄斑光凝固や黄斑上膜剥離を併用した硝子体切除術群が19眼中13眼(68%),内境界膜剥離術を併用した硝子体切除術群が26眼中23眼(88%)だった.非復位例に対する追加手術の復位成績は硝子体内ガス注入術群が9眼13回中5眼(38%),黄斑光凝固や黄斑上膜剥離を併用した硝子体切除術群が13眼中13眼(100%),内境界膜剥離術群が2眼中1眼(50%),黄斑プロンベ縫着術群が6眼中6眼(100%)であった.同一術式で剥離範囲別復位率に差はなかった.各術式間の視力予後に差はなかった.結論:初回手術では内境界膜剥離術を行い,非復位例に対しては硝子体手術を併用した黄斑プロンベ縫着術が安全な術式と考えられる.(著者抄録) |