イシダ マサヒロ
Ishida Masahiro
石田 政弘 所属 東邦大学 医学部 医学科(大橋病院) 職種 教授 |
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論文種別 | 原著 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 手術手技の実際 糖尿病網膜症の硝子体手術 アップデート2005 |
掲載誌名 | 正式名:日本眼科紀要 ISSNコード:00155667 |
巻・号・頁 | 57(1),3-5頁 |
著者・共著者 | 石田 政弘 |
発行年月 | 2006/01 |
概要 | 増殖糖尿病網膜症の硝子体手術手技は,硝子体切除,増殖膜処理,液-空気置換,眼内レーザー光凝固術,眼内タンポナーデなどがあり,病態によってそれらを組み合わせて行う.ここでは,より複合的な手技を要する牽引性網膜剥離例の手術手技の実際を解説する.牽引性網膜剥離例の手術手技は,まず硝子体切除で前後方向の牽引を除去する.垂直剪刀で,一つの増殖膜片にepicenter(網膜と線維血管性増殖膜を連結している索状の増殖組織)が1〜数個となるまで膜分割(segmentation)し,epicenterを水平剪刀で切開して分層(delamination)する.後部硝子体剥離がない例ではsegmentationを線維血管性増殖膜の周辺の硝子体まで行い,後部硝子体剥離を作製していく.高速カッターを用いてsegmentationとdelaminationを行うこともできる.必要に応じて液-空気置換による網膜復位,レーザー光凝固術,眼内タンポナーデを行う(著者抄録) |