イシダ マサヒロ   Ishida Masahiro
  石田 政弘
   所属   東邦大学  医学部 医学科(大橋病院)
   職種   教授
論文種別 原著
言語種別 日本語
査読の有無 査読あり
表題 裂孔原性網膜剥離に対する白内障硝子体同時手術と水晶体温存硝子体手術の比較検討
掲載誌名 正式名:日本眼科紀要
ISSNコード:00155667
巻・号・頁 55(3),206-209頁
著者・共著者 坪田 恵美,竹内 忍,三原 静香,石田 政弘
発行年月 2004/03
概要 裂孔原性網膜剥離(RRD)に対する白内障硝子体同時手術(トリプル手術)と水晶体温存硝子体手術(水晶体温存手術)の成績を比較検討した.対象は,RRDに対して初回手術として施行したトリプル手術59例61眼(男性43例45眼,女性16例16眼・平均57.8歳)と水晶体温存手術22例22眼(男性18眼,女性4眼・平均48.5歳)であった.トリプル手術の初回復位率は90.2%で,裂孔数や大きさによる有意差はなく,最終復位率は100%であった.水晶体温存手術の初回復位率は100%であった.術後合併症はトリプル手術で後発白内障25眼(41.0%),水晶体温存手術で白内障の進行6眼(27.3%)以外にそれぞれの術式に特有なものはなかった.視力変化はトリプル手術では改善67.2%,不変32.8%,水晶体温存手術では改善54.5%,不変45.5%であった.また,術後0.5以上視力が出たものはトリプル手術37眼(60.7%),水晶体温存手術19眼(86.4%)であった