イシダ マサヒロ
Ishida Masahiro
石田 政弘 所属 東邦大学 医学部 医学科(大橋病院) 職種 教授 |
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論文種別 | 症例報告 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 放射線療法と光凝固が奏効した転移性脈絡膜腫瘍の1例 |
掲載誌名 | 正式名:眼科 ISSNコード:00164488 |
巻・号・頁 | 44(5),771-775頁 |
著者・共著者 | 高木 重徳,高橋 康造,石田 政弘,沖坂 重邦,植松 稔,田巻 国義 |
発行年月 | 2002/05 |
概要 | 58歳女.主訴は左眼霧視.10年前に乳癌の摘出術を受けていた.左眼底下耳側に直径4〜5乳頭径大の網膜下の腫瘤及び腫瘤の周囲より下方にかけて網膜剥離があり,蛍光眼底撮影では同部位に多数の点状過蛍光と病巣の辺縁部には輪状の低蛍光が認められ,乳癌の脈絡膜転移が疑われた.又,テクネシウムシンチにより乳癌の再発及び胸骨と左鎖骨上リンパ節への転移も確認された為,脈絡膜腫瘍に対し放射線照射を開始したところ腫瘤は縮小した.しかし完全には消退せず,網膜剥離も残存していたため腫瘍の周囲を連続波Nd:YAGレーザー光凝固斑で取り囲んだ.術後,腫瘤は消退し,平坦化して網膜剥離も消失した.矯正視力は術前0.2から0.7に改善された |