イシダ マサヒロ   Ishida Masahiro
  石田 政弘
   所属   東邦大学  医学部 医学科(大橋病院)
   職種   教授
論文種別 原著
言語種別 日本語
査読の有無 査読あり
表題 増殖硝子体網膜症に対する硝子体手術成績の検討
掲載誌名 正式名:あたらしい眼科
ISSNコード:09101810
巻・号・頁 19(3),387-390頁
著者・共著者 青木 隆,竹内 忍,鈴木 清香,山本 禎子,塚原 逸朗,石田 政弘,山本 修一
発行年月 2002/03
概要 1992〜1996年に硝子体手術を施行した増殖硝子体網膜症(PVR)100例102眼を,硝子体手術既往のない症例と既往のある症例の2群に分け,Retina SocietyのPVR新分類にしたがって分類し,CP-9以上又はCA-9以上の症例を重症群,CP-8以下又はCA-8以下のものを非重症群とし,術前の前部増殖硝子体網膜症(APVR)の有無,術後再増殖の有無,術後低眼圧の発生について検討した.術前のAPVRは硝子体手術既往のない症例に比して,既往のある症例に有意に高頻度にみられ,不適切な硝子体手術がAPVRの誘因となると考えられた.最終的に96眼(94.1%)で網膜の復位が得られ,平均の手術回数は1.8回であった.網膜の復位率と術後視力に関し,硝子体手術既往のある症例とない症例の間に有意差はなかった.又,術後再増殖は24眼(23.5%)に,術後低眼圧の持続は10眼(9.8%)にみられたが,硝子体手術既往の有無で差はみられなかった.術後低眼圧となった10眼全てに術前からAPVRが存在した