テラハラ アツロウ   Terahara Atsuro
  寺原 敦朗
   所属   東邦大学  医学部 医学科(大森病院)
   職種   教授
論文種別 総説
言語種別 日本語
査読の有無 査読なし
表題 【Radiotherapy Today 2011 放射線治療最前線 高精度放射線治療の適応と成果、そして課題】 高精度放射線治療の適応と課題 疾患別の検討 頭頸部がんの最新放射線治療 画像誘導放射線治療(IGRT) セットアップ誤差の検証と精度向上に向けた展望
掲載誌名 正式名:INNERVISION
ISSNコード:09138919
巻・号・頁 26(3),16-18頁
著者・共著者 寺原敦朗†
担当区分 筆頭著者
発行年月 2011/02
概要 頭頸部領域は、放射線治療の有用性が高い部位の1つであり、根治目的の放射線治療が施行されることも多い。そのため、根治的線量をさまざまなリスク臓器を避けながら照射する必要があり、また、解剖学的にも複雑な形状をしていることもあり、治療計画したとおりの線量分布を実現するために、照射時の正確な位置合わせが重要となる部位である。画像誘導放射線治療(image-guided radiotherapy:IGRT)は、その位置合わせ誤差の低減に有用な方法として導入が進んできており、米国におけるIGRTに関する調査においても、頭頸部領域は泌尿器系領域に次いでIGRTが用いられている部位であった。筆者の以前の勤務先であった東京大学医学部附属病院(以下、東大病院)に導入されていたリニアック(Elekta Synergy:エレクタ社製)は、IGRTを実現する機能として、治療体位におけるコーンビームCT(CBCT)を撮影することが可能な治療装置である。本稿では、その頭頸部領域に対する使用経験、運用の実際について紹介し、頭頸部がんに対するIGRTについて考察したい。