オオクニ イクコ
Okuni Ikuko
大国 生幸 所属 東邦大学 医学部 医学科(大森病院) 職種 准教授 |
|
論文種別 | 総説 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 【変形性関節症 最近の知識】 運動療法による変形性関節症の予防 高齢者の変形性膝関節症に対するトレーニング |
掲載誌名 | 正式名:別冊整形外科 ISSNコード:02871645 |
巻・号・頁 | 53,175−179頁 |
著者・共著者 | 牛込伸行†, 大国生幸†, 原田孝†*, 丸山優†, 室増男†, 勝呂徹†, 土谷一晃† |
担当区分 | 2nd著者 |
発行年月 | 2008/04 |
概要 | JOAスコア(日整会変形性膝関節症治療成績判定規準)85点以下、79歳以上の変形性膝関節症患者を対象に、皮膚冷刺激低負荷運動を実施し、その効果について検討した。方法は速筋群の機能退化が強く現れる大腿屈筋群に対し、皮膚冷刺激を与えながら訓練用弾性ゴムを使って行う低負荷トレーニングで、週2回6週実施した。その結果、筋力は平均159%、JOAスコア合計点も平均129%の有意な増加を示した。JOAスコア項目では、疼痛・階段昇降能は有意に上昇し、疼痛・歩行能も増加傾向を示した。また、疼痛も平均3.4点から平均0.5点と有意に改善した。さらに、筋力の増加とJOAスコアの間には有意な相関が認められ、JOAスコア項目内の疼痛・歩行能および疼痛・階段昇降能とも相関関係が示された。以上より、高齢者変形性膝関節症患者に対する皮膚冷刺激低負荷運動の有用性が示唆された。 |