アリタ ミチツネ
Arita Michitsune
有田 通恒 所属 東邦大学 医学部 医学科 職種 助教 |
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研究期間 | 2022/04/01~ |
研究課題 | EMASTと悪性度との関係性から紐解く進行大腸癌の低酸素性悪性化機構 |
実施形態 | 文部科学省科学研究費補助金 |
研究種目名 | 基盤研究(C)一般 |
科研費研究課題番号 | 22K08810 |
キーワード | EMAST、マイクロサテライト不安定、進行大腸癌、低酸素、悪性化機構 |
科研費分類 | 消化器外科学 |
研究制度 | 科学研究費補助金 |
代表分担区分 | 研究代表者 |
代表者 | 有田通恒 |
概要 | 外科的切除困難な進行大腸癌の克服には大腸癌の特性に根ざした新たな作用機作の抗癌 薬が欠かせない。本研究では、進行大腸癌に特徴的なEMAST型マイクロサテライト不安定 性と悪性化との関係性を紐解くことで、抗癌薬開発に繋がる悪性化分子の特定を目指す。 大腸癌のマイクロサテライト不安定性を精査すると、高頻度型のいわゆるMSI-Hの他 に、4塩基リピート集中型であるEMASTが高頻度に見いだせる。その頻度は再発肝転移症 例に絞ればさらに高まることから、EMAST発生とともに進む悪性化機構の存在が強く示 唆される。これまで申請者は、TP53変異や細胞密度と低酸素を組み合わせ、大腸癌の生 理環境を摸したEMAST誘導条件を確立してきた。本研究では、新たにEMAST細胞の動態 解析が可能な検出系を構築し、これまで不明だった「EMASTと悪性化との関係性」の解 明に取り組むことで、進行大腸癌特有の低酸素環境で働く悪性化分子の探索を実現する。 |