ヒロセ タカヒサ
Hirose Takahisa
弘世 貴久 所属 東邦大学 医学部 医学科(大森病院) 職種 教授 |
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研究期間 | 2011/04~2014/03 |
研究課題 | 2型糖尿病治療のアドヒアランスに影響するウェルビーング、DQOLの関連因子の検討 |
実施形態 | 文部科学省科学研究費補助金 |
研究種目名 | 基盤研究C |
科研費研究課題番号 | 23500856 |
研究制度 | (選択しない) |
代表分担区分 | 研究代表者 |
概要 | 糖尿病教育入院は2型糖尿病患者の生活習慣是正のために有効な介入方法であるが、退院後に食事、運動療法のアドヒアランスが悪い患者がしばしば見受けられる。この点に関して、我々は平成20-22年度の基盤研究Cにおいて退院後に血糖コントロールが改善しない群では、ウェルビーイングおよび糖尿病関連QOL (DQOL)が低いことを明らかとした(山本ら、プラクティス26: 656, 2009)。そのため、今後はウェルビーイングやDQOLを改善するような介入を行えば、より効果的な教育入院になりうることが予想される。しかしながら、現在までに糖尿病患者において、そのような方法が開発されていないばかりか、その根本的な原因について未だ解明されていない。そこで、本研究においては、糖尿病患者500例に対してウェルビーイングやDQOLを評価するとともに、それらに関連することが予想される栄養、運動、睡眠状況、家族関係、性格などを網羅するアンケート調査を行い、ウェルビーイングやDQOLがどのような構造で生活や環境因子と結びついているかを検討する。最終的に、その情報を元にして糖尿病患者に対する新規アプローチ法を開発する。 |