理学部 教養科 教育学教室
Education Section(Course of Teacher Education)
教授:
板橋 文夫
今井 泉
新保 幸洋
准教授:
畑中 敏伸
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■ 概要
1.地方改良運動期における「模範村」と谷中村事件の研究(板橋)
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日露戦争後内務省は市町村自治の振興を図るため全国的国民運動を展開した。その中で町村住民の自発的な愛郷新によって自治の振興を目指す「模範町村」の事例を積極的に推進した。一方、足尾銅山鉱毒地である「谷中村」は廃村された。一等国における模範村と亡国における「模範地」の位相を田中正造の眼を通して社会教育的観点から研究する。
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2.地方教育雑誌に見る戦後教育の研究(板橋)
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戦後埼玉県において発行された教育雑誌『埼玉教育』を通して、文部省通牒がどのように県に下達され受容されたのか、その過程を研究する。さらに、戦後教育における勤労青少年教育分野での学校教育と社会教育を分けた分水嶺の現像を探り、今日にも通底する「教育機会序列化」の裏面を検討した。
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3.統合的心理療法の理論的探究(新保)
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これまで村瀬嘉代子氏(大正大学客員教授・名誉教授、北翔大学大学院客員教授)が長年に渡り提唱してこられた統合的心理療法(IA)に関して、主として理論的側面に注目し、その特質の解明に本格的に取り組んできた。今年度は筆者が心理臨床学会自主シンポジウム、大正大学カウンセリング研究所主催地域保健研究会、大正大学大学院臨床心理学専攻における特別講義などの場において発表をしてきた研究内容をまとめ、整理し、単行本化を目指した。その成果は金剛出版から2012年4月に出版された「統合的心理療法の事例研究 村瀬嘉代子主要著作集精読」に結実した。
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4.総合演習Ⅲにおける成果発表の充実化に関する実践的研究(新保)
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今年度を含めて4年余り、主として1年次生を対象として実施している総合演習Ⅲの成果発表に関する指導面の充実化に取り組んできた。受講人数や受講者数にも左右されるため、単純な比較は出来ないが、ここ3年余りの取り組みでは、受講学生の報告する内容が極めて形式化していたり、考察するべきポイントがずれていたりするなど、多くの問題を感じてきた。今年度は、発表内容についての形式を特に定めず、制限時間内で自分自身の学びを出来るだけ明確に述べるようにインストラクションを行った。結果的には、考察するべき点がずれた発表が多く見られるなど、更なる改善の余地があることが判明した。次年度も引き続き、この問題に取り組み、学びの経験とそれを語る言葉とがうまく一致した報告を目指して工夫を重ねてゆきたい。
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5.科学教育における国際教育協力に関する研究(畑中)
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科学教育における国際教育協力について、フィリピン、マレーシア、タイを対象として調査研究を行っている。
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6.科学教育に関する研究(今井)
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理科教育、化学教育、化学教育カリキュラムの研究を行っている。
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■ Keywords
理科教育学研究,エネルギー環境教育研究,国際教育協力研究, 化学教育研究,教員養成研究
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■ 当該年度の研究費受入状況
1.
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科学研究費助成事業 挑戦的萌芽研究
研究課題:日本の小学校理科教科書の国際教育協力への活用可能性の検討と研修プログラム開発
(研究代表者:畑中敏伸)
研究補助金:624432円 (代表)
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2.
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科学研究費助成事業 基盤研究(C)
研究課題:教育開発における東南アジアモデルの構築-南南教育協力への適用-
(研究分担者:畑中敏伸)
研究補助金:240000円 (分担)
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3.
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科学研究費補助金事業 挑戦的萌芽研究
研究課題:理数系教員研修留学生の実践的指導力の向上をめざす研修プログラムの開発と評価
(研究分担者:畑中敏伸)
研究補助金:240000円 (分担)
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■ 教授・准教授・講師の公的役職
1.
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今井 泉
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:NHK高校講座「化学基礎」監修•講師
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2.
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今井 泉
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:公益社団法人 新化学技術推進協会「GSC普及•啓発グループ」委員
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3.
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今井 泉
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:全日本科学教育振興委員会委員,第58回日本学生科学賞中央審査委員
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4.
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畑中敏伸
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:千葉県総合教育センター「エコスクールちば」審査委員
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5.
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畑中敏伸
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:平成26年度サイエンス・パートナーシップ・プログラム査読委員(科学技術振興機構)
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■ 当該年度の主催学会・研究会
1.
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日本エネルギー環境教育学会第9回全国大会
(大会実行委員長
:
畑中敏伸 )
,東邦大学
2014/08
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■ 教授・准教授・講師の学会・研究会の役員
1.
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今井 泉
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:日本化学会 教育•普及部門委員会委員
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2.
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今井 泉
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:日本科学教育学会 編集委員会委員
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3.
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今井 泉
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:日本基礎化学教育学会 副会長
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4.
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畑中敏伸
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:日本エネルギー環境教育学会理事
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5.
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畑中敏伸
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:日本科学教育学会研究会担当幹事
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6.
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畑中敏伸
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:理科教育学会国際交流委員
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■ 当該年度研究業績数一覧表
研究者名 |
刊行論文 |
著書 |
その他 |
学会発表 |
その他 発表 |
和文 | 英文 |
和文 | 英文 |
国内 | 国際 |
筆 頭 | 共 著 | 筆 頭 | 共 著 |
筆 頭 | 共 著 | 筆 頭 | 共 著 |
筆 頭 | 共 著 |
演 者 | 共 演 | 演 者 | 共 演 |
演 者 | 共 演 |
板橋 文夫
教授
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今井 泉
教授
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2
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5
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新保 幸洋
教授
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畑中 敏伸
准教授
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1 | | | |
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1
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1
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計 |
1 | / | 0 | / |
0 | / | 0 | / |
0 | / |
3 (0) | / |
0 (0) | / |
0 (0) | / |
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研究者名 |
刊行論文 |
著書 |
その他 |
学会発表 |
その他 発表 |
和 文 | 英 文 |
和 文 | 英 文 |
国 内 | 国 際 |
筆 頭 | 筆 頭
| 筆 頭 | 筆 頭
| 筆 頭 |
演 者 | 演 者
| 演 者 |
板橋 文夫
教授
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今井 泉
教授
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2
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新保 幸洋
教授
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畑中 敏伸
准教授
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1 | |
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|
1
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計 |
1 | 0 |
0 | 0 |
0 |
3 (0) |
0 (0) |
0 (0) |
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( ):発表数中の特別講演、招請講演、宿題報告、会長講演、基調講演、受賞講演、教育講演(セミナー、レクチャーを含む)、シンポジウム、パネル(ラウンドテーブル)ディスカッション、ワークショップ、公開講座、講習会
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( ):発表数中の特別講演、招請講演、宿題報告、会長講演、基調講演、受賞講演、教育講演(セミナー、レクチャーを含む)、シンポジウム、パネル(ラウンドテーブル)ディスカッション、ワークショップ、公開講座、講習会
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■ 刊行論文
原著
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1.
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畑中敏伸,髙松森一郎:
フランスLa main à la pâteの国際的活動—日本の理科教育分野における国際教育協力への示唆—.
理科教育学研究
55
(3)
:323
-332
, 2014
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■ 学会発表
国内学会
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1.
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◎今井泉,高橋雅人,富永健一:
JACI理科教育支援「色に関するプログラム」.
日本化学会 第95春季年会,
千葉県船橋市,
2015/03
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2.
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◎山内李恵,今井泉:
アルミ缶リサイクルからGSCの概念を小中学生に育成する学習プログラムの開発.
日本化学会 第95春季年会,
千葉県船橋市,
2015/03
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3.
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◎北野憂樹,今井泉:
小中学生を対象にした色に関する化学実験の開発.
日本化学会 第95春季年会,
千葉県船橋市,
2015/03
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4.
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◎北田典子,今井泉:
若い現職理科教員のための再教育の試み −実験研修会プログラムの構築−.
日本理科教育学会 第53回関東支部大会,
群馬県前橋市,
2014/12
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5.
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◎岡本千温,畑中敏伸,大嶌竜午,藤田剛志:
日本の小学校理科教材に対するガネーシャ教育大学生の評価.
日本理科教育学会第53回関東支部大会,
群馬県前橋市,
2014/12
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6.
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◎畑中敏伸,藤田剛志:
ハンズオンを中心とする国際教員研修プログラムの開発(2) -フィリピンとマレーシアの現職教員を対象とした実践的調査に基づいて-.
日本理科教育学会第53回関東支部大会,
群馬県前橋市,
2014/12
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7.
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◎栁澤千里,今井泉:
化学Q&Aリーフレット「化学をチカラに。」と「pH実験キット」の開発 −pH実験キットの評価−.
日本理科教育学会 第64回全国大会,
愛媛県松山市,
2014/08
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8.
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◎今井泉,原重樹,荻野和子,小野順子,内多潔:
副読本「GSCリーフレット『化学のちから』」のコンセプトと普及.
日本理科教育学会 第64回全国大会,
愛媛県松山市,
2014/08
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9.
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◎赤尾綾子,今井泉:
安全に配慮した観察や実験の計画•方法が工夫できる児童•生徒の育成プログラムの開発 −小学校理科教科書の観察•実験で扱われているガラス器具の問題点−.
日本理科教育学会 第64回全国大会,
愛媛県松山市,
2014/08
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